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特別栽培農産物について

特別栽培農産物とは

その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下で栽培された農産物です。

さんたファームの取り組み

 化学合成農薬は適切な使用方法を守っていれば、食品の安全性に問題があるわけではなく、栽培の省力化にも役立つものであり、必ずしも悪いものではありません。但し同じ地域で同じ薬剤を多用する事により、病害虫に耐性がついてしまう事で薬剤が効きにくくなる為、新しい薬剤を次から次へと開発しなければなりません。耐性がついた病害虫を自然界に発生させる事による環境への負荷も無視できるものではありません。
 また、化学農薬は散布する際には、防護服、マスクなどを着用して散布する必要があり、適切な散布方法を守らないと散布する人に健康被害が発生する可能性があります。

 これらの課題をクリアするために昨年シーズンより農薬の使用量削減に取り組み始め、様々な試行錯誤の末に今シーズンより特別栽培を本格的にスタートさせることができました。一般的な栽培方法に比べて、手間や資材などのコストも増えるため、経済的なメリットはあまりありません。

 未来の世代の為に環境負荷を低減し、当農園のスタッフが安全に働けるよう、何よりお客様によりよいいちごをお届けできるよう、この取り組みを続けていきたいと考えています。

さんたファームで使用する農薬

さんたファームでは、特別栽培における節減対象農薬に該当せず、安全性の高い以下の農薬を使用しております。

  • 特定農薬(特定防除資材)
    天敵(チリカブリダニ、ミヤコカブリダニ、コレマンアブラバチなど)
    食酢など
  • 有機JAS規格で使用可能な農薬
    炭酸ガス
    気門封鎖剤(サフラワー油、澱粉由来のものなど)
    無機銅剤(ボルドー剤など)
    微生物農薬
暖候期の化学合成農薬使用について

さんたファームでは基本的に栽培期間開始時から節減対象農薬不使用での栽培を行っております。但し3月から5月の暖候期において、病害虫が発生し節減対象農薬不使用での栽培継続が、コスト的に見合わない、もしくは技術的に困難な場合は、減農薬栽培に切り替えて栽培を継続する場合があります。その場合はこちらのページで告知をさせて頂きます。

農林水産省新ガイドラインによる表示

  • 節減対象農薬
    千葉県地域比5割減
  • 化学肥料(窒素成分)
    千葉県地域比5割減
  • 栽培責任者
    名称: 株式会社さんたファーム
    住所: 千葉市若葉区御殿町1-91
    連絡先:050-3628-1515
  • 確認責任者
    名称: ユカルヒ農園
    住所: 東金市台方2075
  • 節減対象農薬の使用状況
    なし